登場人物紹介


ポプリ・シャルパンティエ(Potpourri Cherpantier)
主人公。サンクチュエール王国第一王女。生まれつきバラの香りをまとっているため、“芳し姫”の異名を持つ。気が強くかなりの努力家で、諦めない性格。嫌いな人は徹底的に嫌い、好きな人は徹底的に好く性格で、ロゼットのことを常に敵視し暴言を吐く、激しいお姫様。両親のことは好いておらず、特に父の束縛から逃げたい一心で、ロゼットの持つ星の羅針盤を狙う。コレットとは大親友で、カップルもうらやむべたつきっぷり(ポプリがほぼ一方的に)
ロゼット(Rosette / 名)
愛称はロゼ。星の羅針盤の持ち主。桁外れの強い魔力を持ち、天才的な頭脳も持つ。不遜で、飄々とした得体の知れないところがある性格。逆鱗に触れると激しく相手に感情をぶつけることもある。言っていることが嘘なのか本気なのか、聞き分けにくい。アステリアに対する信仰心は篤いが、神話の根本を探ろうとするなど、少々異端なものが好きな傾向も。ポプリをからかうことが大好きで、何かと絡んでくる。
コレット(Colette / 名)
ポラリス寮の同級生。ポプリの親友。穏やかでふわふわとした雰囲気の少女だが、時々鋭いことを言う。実はかなり大人。皆仲良くの平和主義者で、ロゼットとポプリがいつも敵視しあっていることに心を痛めている。ポプリの親友で、コレットもポプリのことを誰よりも一番に心配している。
ユルバン(Ulbain / 名)
同じ寮に住む寮の同級生。ポプリの幼馴染で、大臣の息子。堅実で真面目な性格。ポプリのことをとても大切に思っていて、身分や臣下としての責任ではなく、純粋にポプリを守りたいと思っている。それゆえにロゼットのことをかなり警戒している。
エルヴェ(Hervé / 名)
古典神話学教授。学院の教師陣では異端児。名門貴族の出身で、若くして教授の職に就いた有能な研究家。しかし、神を冒涜するような研究を繰り返し、生徒にも異端の内容を教えたりしている。何を考えているか分からない節がある。
ティエリー(Thierry / 名)
魔法幾何学教授。ロゼットを何かと気にかけるが、その真意は不明。ポプリも彼のお気に入りの生徒。
ロッシュ司祭(Roches / 姓)
学院付属の神殿の司祭。信仰心に欠けるポプリに幾度となく諭しをかけるが聞いてもらえていない。よく神殿に来るロゼットと仲がいい。
デルポルティア司祭(Delportia / 姓)
アステリア神殿の司祭。王家にも顔が利く、権力の強い司祭。ポプリを気にかけているが、それも損得で動いているだけのようである。
ラザール・シャルパンティエ(Lazare Cherpantier)
ポプリの父、国王。ポプリを溺愛するあまり、ポプリのトラウマの原因となった。娘には相当反抗されている。しかし、ポプリを溺愛するのにも理由があるようで……。
ミシュリーヌ・シャルパンティエ(Micheline Cherpantier)
ポプリの母、王妃。ポプリに対しては特別愛情を示さなかったが冷たいというほどでもない、微妙な距離感を取っていた。


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